モリッツ・グロスマン創立13周年を記念して、伝統的なエングレービングの技法を用いた新作「ベヌー・トレンブラージュ」のローズゴールドとステンレススティール2モデルが発表された。
トレンブラージュと名付けられた彫刻技術
ベヌー・トレンブラージュ
モリッツ・グロスマン「ベヌー・トレンブラージュ」MG-003290
自動巻き(Cal.100.1)。20石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KRGケース(直径41mm、厚さ11.35mm)。682万円(税込み)。
トレンブラージュ仕上げを施す彫刻家の工房には、金属に装飾を施すための数々の工具が そろえられている。
ブランド時計 コピーモチーフを形作りその表面に洗練された装飾模様を施すには職人の高い技術が必要とされる。
彫刻による装飾技術は、数千年前より培われてきたものだ。エングレーバーはビュランと呼ばれる工具の角を地板に押し当て、そのまま前後左右に細かく動かし続ける。この技法はその動作が表すとおり、フランス語で「震え」を意味する「トレンブラージュ加工」と呼ばれるようになった。
トレンブラージュ彫刻を施すためには、繊細で時にダイナミックな動作を絶えず相応の力加減で続ける必要がある。均一な仕上がりを得るためには、多くの忍耐と熟練した経験が要される。
モリッツ・グロスマンの新作は、印象的なざらつきのあるマットな質感のダイアルを用いた特別なアニバーサリーモデルである。
パネライ コピージャーマンシルバー製のダイアルには、いくつもの専用工具を使い分けて仕上げる伝統的な技法を用いた、最上位のグレービングが施される。